小児心身症科

こどもたちの心身症は、決して「なまけ」や
仮病ではありません。ひとりひとりの身体症状
に耳を傾け、どうして症状がおきているのかを本人と家族と認識を共有することが大切です。

「心身症」は基礎に隠れた病気があればもちろんのこと、発達や個体差、性格、育児環境、気候、恐怖、臭い、二次性徴などにも影響うけるため、一度の短時間の診察では結論まででないことも多いです。そのため、必要な検査も本人>養育者が納得したうえで行うようにしています。

本人>家族の不安を和らげること、今後、短期、中期、長期的に何をしていくといいのか、家族ととも目標をもって、評価しながらゆっくりと階段をのぼっていきます。そして時には休んで、もどることも大切です。

いわゆる、一般小児科診療の中で心理社会的なストレスが身体症状に影響している可能性のあるこどもたちには、時間をとって心身症外来をご案内するようにしています。

ちょっとした日常生活の相談が、身体症状や不安を和らげてくれることがあります。こどもたちは、意外と大きなプレッシャーの中で日々成長しているのです。

小児心身症科
小児心身症科

小児心身症科
診察スケジュール

受付時間 日祝
午前
09:00-12:30
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午後
14:00-18:00
- - -

【来院についてのご注意事項】
原則、初診の方は予約システムで当日順番予約となります。定期受診が必要な方(再来)は日時・時間帯予約をこちらで取らせていただきます。
火曜日午後、木曜日午後を優先時間帯としています。一般小児科の診療枠内でも受診は、可能です。
★初診の方で十分な時間が面談や診察に必要と判断させていただいた場合、再来枠やオンライン診療枠で複数回での対応となります。
☆初診は来院していただき、診察後、こちらで日程調整させていただきます。複数回の面談、診察や検査が必要となることが多いことは予めご理解のほどよろしくおねがいします。

主な対象疾患 小児心身症科
主な対象疾患

不登校

不登校

子どもたちの多くは身体の不調を訴えて小児科を受診します。

その中には「学校に行けない、もしくは行かない」背景や不安を抱えたこどもたちも多く、こどもたち本人と体の事や学校のことをお話するようにしています。

学校にいけていないこと自体も、強い心理的なストレスとなることが多く、登校刺激が逆効果となり、ひきこもり生活への移行する子もいます。ただし、早期からSNSやネット、ゲーム依存への予防が大切です。

不安をもって受診されるこどもたちの背景に見逃されている身体疾患はないか、適応障害や発達障害、精神疾患などはないか、医学的評価を行い各専門医療機関とも連携していきます。いじめや家族内問題など学校や各種行政、保健機関と家族と協力してこどもたちへの支援が必要です。それぞれのこどもたちにあった介入方法と刺激のタイミングは未だ確定されたものはありません。

起立性調節障害

起立性調節障害

大人になるための成長(二次性徴・思春期)にともない自律神経系の機能調節がアンバランスとなった状態です。

身体症状として病気で困ることもあれば、得意だったスポーツ競技が少し下手になったりすることもあります。7割くらいのこどもたちは多かれ少なかれ経験するとも言われています。

病気という認識はすてて、自分自身の体の変化や症状を理解し、過剰な不安にならずに自己コントロールができることが大切です。

定期的な受診で隠れた病気がないか、コントロール範囲内か、続発症で困ってないかなどをみていきます。朝起きられず、長期的な登校の妨げともなってしまいます。増悪しやすい時期、環境、生活スタイル、マインドを少しづつ調整していくことも大切です。

起立性調節障害も4つのサブタイプに分類されることや、診断には詳細な問診、レントゲン、心電図、採血、新起立試験など数回の受診が必要なことを知っておく必要があります。

頭痛

頭痛

こどもたちの頭痛は頭頚部(みみ、はな、のど)の炎症に起因することが多いです。
溶連菌感染や中耳炎、副鼻腔炎、虫歯などです。

その他は血管性、筋肉性、脳や全身の病気によるものです。血管性の代表は片頭痛です。家族の中に片頭痛をお持ちの方がいることが多いです。

誘発因子となる光、匂い、食物などを避け、十分な休息と睡眠、規則正しい生活が大切です。また、症状出現早期に子ども用の痛み止めと吐き気どめをのんで暗く静かな快適なところでやすむことも大切です。

頭痛の性質や頻度によっては画像検査をおすすめするようにしています。

生活習慣

生活習慣

新型コロナウイルス流行(SARS-Cov-2,COVID-19)により、長期休校、在宅ワーク、オンライン授業が行われ、それらはこどもたちの心情、体調、睡眠、運動に負の影響しているとする報告があります。

生活様式の変容にともない、こどもたちひとりひとりの生活習慣管理は非常に大切です。日常診療や予防接種で受診した際に、ぜひ身長、体重や血圧、腹囲を測ってみてください。肥満、やせの評価だけでなく、採血による栄養・健康状態の評価も可能です。食事や運動の方法や量、時間についても、お話ししています。また、腸管免疫(いわゆる腸活)を意識した介入も、みみ・はな・のどせがわクリニック 栄養外来と連携して行います。

小児肥満症やメタボリックシンドロームについては小児内分泌科で記載いたしました。日々の食、運動、生活、睡眠が心身、自律神経のバランスにも影響を及ぼします。

やる気がでない、生活習慣をかえたいけどかえれないなど、ささいな相談でもかまいません。生活習慣の改善のきっかけや、動機づけを行い、本人・家族の意向にあわせ継続的に見守っていきます。

起立性調節障害の身体症状参考

起立性調節障害の身体症状参考

<起立性調節障害の身体症状参考>

立ちくらみ、あるいはめまいを起こしやすい
立っていると気持ち悪くなる。ひどくなると倒れる
入浴時や嫌なことを見聞きすると気持ち悪くなる
少し動くと動悸あるいは息切れがする
朝なかなか起きられず午前中調子が悪い
顔色が青白い
食欲不振
臍疝痛をときどき訴える
倦怠、疲れやすい
頭痛
乗り物酔いしやすい

よくあるご質問

小児心身症科
よくあるご質問

  • 小児心身症科にはどのようなときに受診したらよいですか?

    身体症状(不定愁訴)を示す病態のうちその発症や経過に心理社会的因子が関与するすべてのこどもたち(18歳~21歳未満)を対象としています。体質や先行感染など何かきっかけがあることが多いです。症状の程度や場所が移動しやすい、症状が多彩、訴えのわりに重症感がない、曜日や時間によって症状が変動する、学校をやすむと症状が軽減するなどの特徴があります。決して「なまけ」や「育て方の問題」ではありません。気軽にご相談ください。

  • 不定愁訴(ふていしゅうそ)とは何ですか?

    医学的に説明ができない、原因が特定できない症状のことをいいます。機能性身体症候群;苦悩や障害の程度が組織障害の程度に比較して大きいものと、身体症状症;身体症状を訴えるが、身体症状や健康に関する思考、感情、行動が過剰すぎるものがあげられます。
    こどもたちは自分の症状に対し、過剰な病気をイメージしたり、悲観的なストーリーを考えて不安になっています。大人が想像する小さな出来事もこどもたちにとっては大きなストレスとなっていることがあります。「逆境をはねかえす力」を家族とともに模索していきましょう。

小児心身症科
ワンポイントアドバイス

こどもたちのストレッサーはたくさんあります。出生前からの発達、養育環境、経過も影響してきます。早まった結論や過剰な期待、登校や叱責刺激は、こどもたちに負担となることを知っておく必要があります。心療内科マインドで向き合っていきますが、必要なときは専門機関や教育センター、園・学校、他科の医師と連携していきます。

ワンポイントアドバイス 園田幸司
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