小児疾患集

一般小児科診療をご希望の方 学童期 7~8歳

自分で身の回りのことをしたり、
明日の準備をすることは意外と大変です。

登下校もひとりでするようになり、交通マナー・不慮の事故には特に注意が必要です。
養育者の声かけや心理的サポート、距離感もその子その子で違います。
はじめは誰かの模倣からでもよく、養育者の方と一緒に確認しながら行動してみましょう。

① 発熱

咽頭痛、頭痛を伴う場合が多く、気道感染症の頻度が高いです。発熱当日はしっかり休養し、医療機関に受診しましょう。感染症対策(手洗い、手指消毒、不織布マスク装着)により感染予防は可能ですが、家族内伝播はなかなか防ぐことができません。周囲の流行状況や身体所見によって必要な抗原検査を受けましょう。

溶連菌感染症の診断の遅れは、リウマチ熱(心臓弁膜症や心調律異常、関節痛や精神症状)や糸球体腎炎(血尿、浮腫、体重増加、血圧上昇、頭痛)といった重篤な合併症を引き起こすことがあり注意が必要です。また、受診した施設で、登校の目安や再受診のタイミングも確認しておくことが大切です。

② 咳嗽

頭頚部の感染症によるものや、季節性変化・ダニ・ホコリなどアレルギー反応によるものが多いです。
環境変化や種々の身体的・精神的なストレスによって誘発することもあり、咳嗽がでているときの環境や状況、日常生活(食事や睡眠)、運動との関連も注意してみてみましょう。

いわゆる、気管支喘息の場合はこの時期のコントロールが大人への持ち越しを防ぐためには、非常に大切な時期です。かかりつけ医とタッグを組んでしっかりと一次予防、二次予防を行っていきましょう。

③ 鼻漏、鼻閉、くしゃみ

この年齢になると、食物アレルギーは寛容され、気管支喘息もコントールできるようになるお子さんも多いです。一方、鼻粘膜、結膜含めアレルギー性身体反応が前面にでてくるお子さんもいます。

いわゆるアレルギー反応を起こす原因を知る事、避けること、お薬で予防や症状緩和のコントロールする事が大切です。そして、個々人に状況に応じて、舌下免疫療法の適応も小児耳鼻科に相談してみましょう。

④ 肥満

日々の生活に一生懸命なお子さんが多く、食事内容、時間、食事量に無頓着なため嗜好品を間食や飲み物でとる傾向があります。運動量と比較し摂取カロリー量が多くなり、体重増加ペースが身長増加ペースより大幅に増え肥満傾向となります。

まずは、体重+1kg/身長+2cmペースを目標にしてみましょう。飲み物からのカロリーを減らすことからはじめてみましょう。そして、食事時間や内容・量の見直し、登下校の歩行、自宅での縄とび、パーソナルジムを含め親子で体を動かす習慣と意識改革、楽しく肥満を改善していく工夫が必要です。

⑤ 多動、学習障害

小学校に入ってはじめて、落ち着きのなさが目立ってくるお子さんもいます。原因は多くは、学習(字を読むことが困難だったり、数字の意味がわからなかったりする)障害のことが多く、先生の書いていること、言っていることを整理することに時間がかかります。子どもたちひとりひとりの認知パターンに応じた支援が必要です。

また、甲状腺や精神疾患によっても多動や落ち着きのなさが認めることがあり、併存症状がある場合や、発達の停滞や加速を認める場合は詳しく検査を行う必要があります。

⑥ ワクチンの確認(定期接種と任意接種;こどもたちが健康に生きるための権利)

クリニックでは、就学前にMRワクチン、おたふくワクチンの追加接種、気管支喘息など呼吸器系に基礎疾患のあるお子さんは3種混合追加接種を推奨するようにしています。また、小学校中学年に日本脳炎の追加接種や小学校高学年に二種混合ワクチン、中学校1年生には子宮頸がん(HPV)ワクチンがあることも知っておきましょう。

インフルエンザワクチンは小学校低学年までは少なくとも重症化・重篤な合併症(脳炎脳症)を予防するためにきちんと接種しておくことをお勧めしています。

⑦ 読書と運動のすすめ

小学校から高校まで、「野球漬け」であったわたしの、後悔のひとつです。本を読む習慣は、運動する習慣と同じようにたくさんのものを得ることができます。自分自身のことについての「気づき」にもなります。

運動と読書を子どもたちと一緒にすることで、感情や生活のリズムをコントロールできたり、「共有」ができたりします。子どもたちにとってこの「共有」は安心感につながり、自尊心の維持にもつながると思っています。
古典的な、読書と運動ですが大きな力、魅力がありますね。(=^・・^=)

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